開催概要

4年目に突入したコロナ禍において、私たちは「××DXの推進」を旗印に様々な取組みを行ってきました。大学等の高等教育機関では、研究DX、教育DX、業務DXを3つの柱として、それぞれが互いに影響あるいは支え合いながら推進していると思います。一部には「クラウド化=DX」といった理解もあるように見受けられますが、「DXとは何を変革させようとしているのか?」「何が変革することでDXが推進されるのか?」、3年が経過した今、本シンポジウムがテーマとするクラウドサービスが組織のDX推進において担う役割や位置付けをあらためて考え直す必要があると思われます。

9回目の開催となる今回は、DXを推進する「機能」や「仕組み」を概観するとともに、DXを推進する「人」やその「プロセス」について、それぞれの立場から取組みを紹介していただき、参加者の皆さんと考えてみたいと思います。今回も前回に引き続き、シンポジウムの前日及び当日の午前中にハンズオンセミナーや勉強会を開催します。実際にクラウドサービスに触れること、先人が経験した課題や解決策を共有することで、組織のDX推進に向けた感触を掴んでいただければと思います。ご興味のある方はぜひこちらにもご参加ください。

本シンポジウムは、「2023年サイバーセキュリティ月間」関連イベントとして開催します。

参加申込み

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  • ハンズオンおよび大学DX勉強会は、別途お申込みが必要です(ハンズオンの概要欄をご確認ください)。
    • ハンズオンに参加される場合は、Chrome, Edge, Firefox, Safariなど最新版のWebブラウザ及びネットワーク接続が利用できるPCをご用意(ご持参)ください。
    • オンサイト会場を含む広島大学キャンパス内では、Wi-Fi接続(eduroam)をご利用いただけます(→ eduroamとは何ですか?)。
    • eduroamアカウントをお持ちでない方には、受付にてeduroamを利用できるゲストアカウントを発行いたします。
  • 本イベントは以下の基準等(随時更新)を参考に、感染防止行動の遵守を前提として開催いたします。皆様のご協力をお願いいたします。

プログラム ※随時アップデートします

2023年(令和5年)3月9日(木)

■ ハンズオンセミナー

  • 13:00~18:00
    ◇ハンズオン1 13:00~15:00
    AWSでつくるIPv6対応のWebサイト環境(IPv6ハンズオンセミナー)/ AWS & IPv6推進委員会
    参加申込フォーム: 受付終了しました こちらをクリックしてください(新しいタブが開きます)
    概要
    担当者:アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 パブリックセクター技術統括本部 ソリューションアーキテクト 佐々木 啓(ささき けい)
    内容:AWSのIPv6サービスに興味がある方を対象に、IPv6に対応したAWSサービスの概要をご説明し、マネジメントコンソール操作を通して、実環境の構築を体験頂くハンズオンセミナーです。
    申し込みにあたっては、ハンズオン専用環境を払い出しますので、AWSアカウントは必要ありません。
    ◇ハンズオン2 14:30~18:00
    明日から自分の大学で使えるMicrosoft PowerAppsを用いた大学業務支援システム開発講座(施設・備品の利用予約アプリ開発をしよう!)/ 香川大学
    参加申込フォーム: 受付終了しました こちらをクリックしてください(新しいタブが開きます)
    概要
    担当者:香川大学情報メディアセンターDXラボ 矢谷 鷹将
    内容:14:30~15:00 香川大学の取り組み
    15:00~15:30 ハンズオンの準備
    15:30~18:00 ハンズオン
    定員:20~30名まで
    ◇ハンズオン3 15:00~17:30
    学認クラウドオンデマンド構築サービス(OCS)/ 国立情報学研究所
    参加申込フォーム: https://reg.nii.ac.jp/m/vcp-handson_20230309
    概要
    内容:学認クラウドオンデマンド構築サービスと公開テンプレートを利用することで、クラウド上にアプリケーション環境を構築できることをご紹介します。また、本サービスのメリットをご理解いただくため、活用事例としてJupyter Notebookを用いた演習環境を手軽に構築できるJupyterHubの構築についてご紹介します。Jupyter Notebookは、教育機関においてデータサイエンスやプログラミングの演習環境として活用されています。
    詳しくはこちら

2023年(令和5年)3月10日(金)

■ 大学DX勉強会

  • 9:30~11:30  大学DX勉強会(国立情報学研究所 研究教育のためのクラウド利活用セミナー)
    参加申込フォーム: https://reg.nii.ac.jp/m/cloudseminardx
    申込締切: 2023年3月8日(水)
    概要
    各大学で、教育、財務、事務など業務のDXが推進されていますが、これまで、その経験や知見について情報交換する場がありませんでした。本勉強会では、実際に大学でDXを推進している現場の方から取り組みをご紹介いただき、それをもとに情報交換を行います。
    さらに、参加者全員での議論を通して大学DX推進にむけた課題を共有します。広島会場と東京会場をオンラインで結んで開催します。
    大学・研究機関の関係者および大学等への提案を検討中の企業関係者など、どなたでもご参加いただけます。

■ クラウドサービス利用シンポジウム2023

  • 13:00〜13:05  オープニング
    • 広島大学 副学長(情報・IR担当) 渡辺 健次(わたなべ けんじ)
  • 13:05〜14:20  研究データ管理/クラウドストレージセッション
    • 13:05~13:30 講演1-1 GRDMの概要と最新のリリースについて
      国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター 管理基盤担当 特任准教授 下山 武司(しもやま たけし)
      概要
      ・GRDMの概要
      ・メタデータ付与機能の紹介
      ・フォルダのアップロード機能の説明
      ・機関ストレージ間データ移行機能の説明
    • 13:30~13:55 講演1-2 GRDMの解析機能について
      国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター セキュア解析基盤担当 特任准教授 藤原 一毅(ふじわら いっき)
      概要
      ・解析機能の概要
      ・デモによる説明
      ・事例紹介
      ・秘匿解析実証実験の紹介
    • 13:55~14:20 講演1-3 ハイブリッド クラウド環境でのデータ階層化技術の最新状況 ~事例に基づいたアーキテクチャ紹介
      ネットアップ合同会社 チーフテクノロジーエバンジェリスト 神原 豊彦(かんばら とよひこ)
      概要
      デジタル化が様々な分野で進むにつれ、研究・開発で利用されるデータの容量も膨大なものとなっています。一方で、クラウドで提供される先進的なアプリケーション技術・機能は魅力であり、これらをシームレスに繋ぐ方法が求められています。このような中で、WANを跨るデータ キャッシングやアーカイブ技術を利用したシステム構成が注目されています。このセッションでは、実際の活用事例をもとに、現在のWAN接続での応答性能・ストレージ分野の最新技術情報をご紹介します。
  • 14:20〜14:35  休憩
  • 14:35〜15:55  DX人材育成セッション
    • 14:35〜15:05  講演2-1 ハンズオン/大学DX勉強会 サマリー
      概要
      3/9午後および3/10午前に行われたハンズオンや大学DX勉強会の様子、今後の予定などをご紹介いただきます。
    • 15:05~15:30 講演2-2 CRMで推進する大学DX ―日本経済大学の事例―
      株式会社セールスフォース・ジャパン プロダクトマネージャー 山本 和弥(やまもと かずや)
      日本経済大学 業務推進部長/国際部長/マーケティングコース長/准教授 田代 雄三(たしろ ゆうぞう)
      概要
      大学でのCRM活用方法を日本経済大学での事例を交えてご紹介します。Salesforceは、CRM(構成員管理)、MA(マーケティングオートメーション)、Slack、Tableauなど、学習者接点にまつわるあらゆる製品を提供しており、学内での学習者体験、大学運営をデジタル時代に適合させ、大きな変革をもたらすデジタルソリューションを教育機関に届けます。
    • 15:30~15:55 講演2-3 エンタープライズ企業がクラウドを選ぶ理由
      オプターク合同会社 代表(CEO) 丸本 健二郎(まるもと けんじろう)
      概要
      オンプレを使う際に考慮しなければならなかったことがクラウドでは考えなくてもよく、それでいてハイパフォーマンスで「使い方によって」はコストも安くなるお話し。
  • 15:55〜16:10  休憩
  • 16:10〜17:25  クラウド導入セッション
    • 16:10~16:35 講演3-1 大学生協から買えるAWSスターターチケットのご紹介
      クラスメソッド株式会社(AWSプレミアティアサービスパートナー)
      営業統括本部ビシネスコンサルティングG 文教ソリューションチーム シニアスペシャリスト 今井 茂樹(いまい しげき)
      概要
      2.5時間マンツーマンでAWSの利用方法をレクチャーするスタートアップサービスのご紹介。
      サービス利用開始方法からEC2やS3などの構築演習、課金方法やセキュリティ対策の解説など初めてご利用になる方へ利用開始のお手伝いを行うサービスを事例を交えてご説明します。
    • 16:35~17:00 講演3-2 Google Cloudで始めるクラウド活用
      グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 パブリックセクター本部 カスタマーエンジニア 岡田 幸紀(おかだ こうき)
      概要
      クラウドをうまく活用することで業務効率化や生産性向上を実現するために、どこから始めるべきかなどご紹介します。
    • 17:00~17:25 講演3-3 Microsoft Azure の歩き方 2023
      日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター事業本部 文教営業統括本部 シニアスペシャリスト
      大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部 客員教授、秋田県教育庁 ICT教育推進プランナー
      中田 寿穂(なかた ひさほ)
      概要
      クラウド上に基幹システム、PC教室システム、LMS、動画配信システム、HPCなどを構築したい場合にどうすればよいでしょうか?本講演ではライセンスの購入、仮想マシンの作成、オンプレミスとの閉域網接続法、並列計算用のHPCシステムの構築などを、わかりやすく解説いたします。
  • 17:25~17:30  クロージング
  • 17:40~ 大学ICT推進協議会(AXIES)クラウド部会 第38回会合
    ※AXIESへの参加を検討されている方、クラウド部会の活動に興味のある方もご参加いただけます。
  • 18:30~19:30  情報交換会
    場所:東千田校舎A棟 402講義室 キャンパスマップ
    ハンズオンや大学DX勉強会、シンポジウムの続きのお話や今後の展開、ご相談など、講師や参加者間での情報交換、情報共有にご活用ください。
    ※軽食とソフトドリンクをご用意いたします(ワンコイン(500円)のご負担にご協力ください)。

注意とお願い

  • 当日のお申込みも可能ですが、オンサイト会場及びオンラインが最大数に達した場合は入室できない場合があります。
  • 本シンポジウムの様子を録画し、主催者や協力者のウェブサイトへの掲載や活動紹介に使用させていただく場合があります。

参考

お問合せ先

広島大学 情報メディア教育研究センター
https://www.media.hiroshima-u.ac.jp/helpdesk/