メディアセンターでは、学内の複数の場所で作業環境を提供しており、大学の構成員であれば誰でも利用できます。端末室に設置されているパソコンで作成した文書ファイルなどは、メディアセンターのファイルサーバに保存されるため、どのパソコンを使っても同じように作業を続けることができます。

どの場所も公共の室内スペースですので、節度をもってご利用ください。

端末(ICE端末)

パソコンを使った授業や学生の日常利用のために、共用端末が学内に設置してあります。この端末をICE端末と呼んでいます。

さまざまな使い方ができるように、ICE端末では二つのOS(基本ソフトウェア)が使えるようになっています。パソコンの電源を入れると、以下の OS(Linux (Ubuntu) と Windows(10))のどちらかを矢印で選択し起動させます。

選択した OS が動き始めたら、ログイン(使っている人が誰かをパソコンに認識させること)をする必要があります。学生証・職員証をICカードリーダにタッチさせ、広大パスワードを入力します。

このログイン操作が成功すると、ICE端末を利用できるようになります。ICE端末で作ったファイルは、メディアセンターのファイルサーバ(ファイルを集中管理し、多数のコンピュータで共有できるようにするもの)に保存されるので、どこのICE端末にログインしても同じように作業できます。逆に言うと、あなたの学生証を使ってあなたのパスワードを入力すれば、他の誰かがあなたの作ったファイルを読んだりすることができてしまうことにもなります。学生証と広大パスワードは大切に管理し、他人に預けたり教えたりしないようにしてください。

ICE端末では、オフィスソフト(ワープロや表計算ソフトなど)やWebブラウザ(ホームページを閲覧するためのソフト)などに加えて、統計解析ソフトや数式処理ソフト、プログラミング開発環境なども利用できるようになっています。

マルチメディア工房

東図書館2Fのマルチメディア工房では、画像編集、ビデオ編集、Web制作、音楽制作などマルチメディアに関わるさまざまな作業ができるよう、ICE端末とはひと味違うパソコンを用意しています。

24インチのディスプレイを持つ iMac を20台設置、PhotoshopやIllustrator, InDesign, Premiereなど専門的なソフトウェアを使えるようにしています。

プリンタ

ICE端末が設置されている部屋では、モノクロレーザープリンタが利用できます。また、学内3か所にあるメディアセンタースタッフが常駐する事務室には、カラーレーザープリンタも設置されています。ICE端末とマルチメディア工房のiMacでは、あらかじめこれらのプリンタに印刷ができるようになっています。

そのほか、以下の場所にもモノクロレーザープリンタが設置されています。

これらのプリンタでの印刷は有料です。印刷には、生協窓口で購入できる専用の印刷ポイントを使用します。

メディアセンターのプリンタは通常のものとは異なり、印刷操作をしてもすぐに印刷されるわけではありません。パソコンでの操作のあとにプリンタのところへ行き、プリンタ本体のQRコードを読み取って印刷を開始する仕組みです。

また、持ち込みパソコンやスマートフォンからも、PDFファイルをWebサイトにアップロードすることで簡単に印刷できる「Webプリントサービス」が利用できます。

スキャナ

メディアセンターのカラーレーザープリンタは、フルカラーでA3用紙まで読み取りできるイメージスキャナとしても利用できます。自動原稿送り装置もついていますので、綴じていない用紙であれば枚数が多くても高速に読み込むことができます。

読み込んだイメージファイルは、USBメモリに保存することができます。

また、東図書館2階のマルチメディア工房(iMac)内にもA4サイズまで読み取りができるスキャナがあり、スキャナと接続している iMac に保存することができます。

紙へのコピーに比べて消費する資源も少ないですし、無料です。ぜひ積極的に活用してください。