ファイル転送方法 (sftp/scp)
ここでは、home.hiroshima-u.ac.jpでホームページを作成するための転送方法を解説します。ホスティングサーバについてはホスティングのページを参照してください。
ファイル転送の基本
パソコンの中にあるファイルをサーバへ(アップロード)、サーバにあるファイルをパソコンへ(ダウンロード)転送します。
基本情報
- ファイルを置くために接続するサーバは、login.hiroshima-u.ac.jp (ログインサーバ)になります。
- login.hiroshima-u.ac.jp への接続プロトコルは、ssh / sftp / scp のみです。
- login.hiroshima-u.ac.jp への接続は、学内からのみ可能です。ゾーンAも学外扱いです。
- サーバに接続した直後の最初の場所が、ホームディレクトリとなります。
- ホームディレクトリに、public_html という名前のディレクトリ(フォルダ)を作成し、ホームページのファイル(index.html など)をその中に置いてください。
転送に必要な設定事項
- ホスト名:login.hiroshima-u.ac.jp
- ユーザ名 : アカウント名
- パスワード : アカウントのパスワード
※ 転送時、CGIのアップロードの際は、予め改行コードをUNIX用 LF に変換したファイルを転送してください。WinSCPではテキストモードで転送することで変換できます。
SFTP/SCP ソフト紹介
- SFTP:セキュア ファイル転送プロトコル
- SCP:セキュア コピー
SCP/SFTPはSSH (Secure Shell)を使用してファイルを転送するプログラムです。
サーバとのファイル転送に使われる ftp では、通信の暗号化が行われないため、もし途中のネットワークで通信を傍受されてしまうと第三者に通信内容を知られてしまう可能性があります。SCP/SFTP では、通信経路全体を暗号化することにより、安全な操作を可能にします。
- Windows
- Mac
個人アカウント用転送設定
- Windows編 WinSCP設定例 (設定方法は こちら )
- WinSCP は、ローカル側(自分のパソコン側)とリモート側(WWWサーバ側)の通信を暗号化するため安全なファイルの転送ができるフリーのソフトウェアです。
- 転送方法もマウスで簡単に操作ができ、転送したいファイルをドラッグ(ファイルを選択してマウスボタンを押したまま移動)して転送したい場所にドロップ(ボタンを離す)するだけです。
- Mac編 Cyberduck 設定例 (設定方法は こちら )
- Cyberduck は、Mac用のファイル転送ソフトウェアで、日本語環境に対応し、通信を暗号化するSFTP にも対応しているフリーのソフトウェアです。
- 転送方法もマウスで簡単に操作ができ、転送したいファイルをドラッグ(ファイルを選択してマウスボタンを押したまま移動)して転送したい場所にドロップ(ボタンを離す)するだけです。
ファイル属性について
ファイル・ディレクトリには、他人に公開する・しない,他人に書込みを許可する・しないなどの属性(パーミッション)を設定することができます。
設定情報
- 個人アカウント用ファイル属性
- ファイル:644 or 604
- ディレクトリ(フォルダ):755 or 705
- CGIプログラム:700 or 701
- CGIによって書き込まれるファイル:600
ファイル属性の変更方法
- WinSCP:
- ファイル属性を変更するには、サーバ側のフォルダや、ファイルを選んで、マウスで右クリックするとメニューがでます。「プロパティ」をクリックしその中の「パーミッション」で許可したいところに、チェックを入れます。
- 複数ファイルがあるときは、Shift キーを押しながらマウスでクリックすると複数のフォルダ・ファイルを選択して一度に属性変更できます。
- Cyberduck:
- ファイル属性を変更するには、 Cyberduck で接続された画面上で該当フォルダ(またはファイル)を選択し、 右クリックするとメニューがでますので、その中から「情報」を選択し、開いた画面の「アクセス権」を選ぶとファイル属性の変更を行うことができます。
- Cyberduck メニューの「Cyberduck」→「環境設定」→「転送」→「アクセス権」から、転送時のパーミッションを設定しておくことができます。