サービス概要

  • VPN (Virtual Private Network) サービスとは、自宅や出張先等の学外ネットワークから学内のネットワークに接続するためのサービスです。
  • メディアセンターが提供するのはSSL-VPN方式によるVPNサービスで、下記の特徴があります。
    1. つながりやすい(ファイアウォールなどの影響を受けにくい)
    2. スマートフォン・タブレット(iOS/Android OS)にも対応
    3. 学内限定サーバ(ゾーンB)はもちろん、ゾーンCとの通信が可能(別途指定が必要)
  • 多要素認証によるセキュリティ強化
  • ゾーンC通信機能は、あらかじめゾーン管理者およびVPN利用者が必要な設定を実施した場合、そのゾーン内の機器と通信が可能になる「オプション機能」です。ゾーンBホストに接続する場合はこの設定は不要です。

はじめに

  • 事前に多要素認証の設定をしておくことを推奨します。
  • インターネットに接続されている状態で利用できます。
  • 通信はすべてVPN経由になりますので、広島大学内からアクセスした状態とみなされます。
  • 接続時は、IMCアカウント@hiroshima-u.ac.jpパスワードでサインインします。
  • 学外から図書館の「電子ジャーナル」や財務会計システムなどの「学内からのアクセスに限定されたサービス」が利用可能になります。
    • 電子ジャーナルは、契約上VPN経由でも利用できないものがあります図書館のサイトでよく確認してください。
  • 学内ネットワークに接続している状態になりますので、セキュリティポリシー上、ウイルス対策ソフトの利用が必須です。
  • ゾーンC通信機能は、必要な場合のみ設定・ご利用ください。

ソフトウェアのダウンロード

お使いのOSの[ダウンロード]の項目から、CiscoのVPNクライアントソフトウェアをダウンロードしてください。
ソフトウェアをダウンロードするには、 [IMCアカウント@hiroshima-u.ac.jp]と[広大パスワード]による認証が必要です。
バージョン5系からソフトウェアの名称が、[Cisco AnyConnect Secure Mobility Client] から [Cisco Secure Client] に変わりました。
バージョン5.1系 対応OSはこちら
バージョン4.10系 対応OSはこちら

  対応OS ダウンロード
Windows版 Windows 11 [64bit]

Windows 10 [32/64bit]

Cisco Secure Client
Ver 5.1.6.103 (2024/10/11 Update)


Cisco AnyConnect Secure Mobility Client
Ver 4.10.07073 (2023/12/11 Update)

ARM版 Windows 11 / 10 [64bit]
(Surface Pro X など)
Cisco Secure Client
Ver 5.1.6.103 (2024/10/11 Update)


Cisco AnyConnect Secure Mobility Client
Ver 4.10.07073 (2023/12/12 Update)
Mac版 macOS 15 / 14 / 13 [64bit]

Cisco Secure Client
Ver 5.1.6.103 (2024/10/11 Update)
[Sequoia対応版]


Cisco AnyConnect Secure Mobility Client
Ver 4.10.07073 (2023/12/12 Update)

Linux版 Red Hat 9.x / 8.x [64bit]

Ubuntu 24.04 / 22.04 / 20.04 [64bit]

Cisco Secure Client
Ver 5.1.6.103 (2024/10/11 Update)


Cisco AnyConnect Secure Mobility Client
Ver 4.10.07073 (2023/12/12 Update)

iOS版 App Store」から「Cisco Secure Client をダウンロードしてください
Android版 Playストア」から「Cisco Secure Client-AnyConnect をダウンロードしてください


・旧バージョンソフトウェアのダウンロードはこちら

ソフトウェアのインストール方法

各OS用のクライアントソフトのインストール方法について説明します。

接続・切断方法

接続方法

  1. プログラムの中にある Ciscoフォルダ をクリックし、クライアントソフト ” Cisco Secure Client ”をクリックします。
  2. VPNサーバのホスト名を入力し、「Connect」をクリックします。
    (【注意】「Disconnect」になっている場合は、接続済みです。)
    サーバのホスト名 : vpngw.hiroshima-u.ac.jp
  3. サインイン画面が表示されたら、サインインしてください。
    IMCアカウント@hiroshima-u.ac.jp」-「次へ」 → 「広大パスワード」-「サインイン」
    • サインイン情報が保存されている場合は、サインインは聞かれずそのまま接続されます
    • アカウントを選択する画面が表示された場合は、自分の [IMCアカウント@hiroshima-u.ac.jp] を選択し、広大パスワードを入力してサインインしてください
    • IMCアカウントの多要素認証を設定している場合は、認証するよう求められます。認証し接続してください(IMCアカウントの多要素認証については、こちら

    【参考】Cisco(VPN)ソフトウェアが最新でない場合は、サインインの後下記の画面が表示され、自動的に最新バージョンにアップデートされます。少し待つと接続されます。
  4. Ciscoのアイコン鍵マークがついていれば、接続完了です。

切断方法

VPN接続が必要ない場合は、切断しておきましょう。 Cisco(VPN)アイコンをクリックし、「Disconnect」をクリックすると切断することができます。

 

ゾーンC との通信方法 (オプション)

このVPNサービスには、指定したゾーンCとの通信を可能にする機能があります。
ゾーンC内に設置したファイルサーバ等へのアクセス、特定のゾーンCからのアクセスのみを許可したサイトの利用、などが可能になります。
この機能を利用しなくても、学内限定サイトなどの利用は可能です。

  1. ゾーン管理者が、ネットワーク利用申請サービス で「VPNユーザ」を登録します。
    ここで登録されたユーザが、そのゾーンCに接続できるようになります。ゾーン管理者がネットワーク利用申請サービスにログインし、対象のゾーンCを選択 → 「変更申請」 → VPNユーザの「追加」 → 「IMCアカウント」を入力して「確認」 → 「申請」で、登録します。
    注意]登録するのは、広大ID(職員番号や最初の英字が大文字の学生番号)ではありません。



  2. 登録されたユーザは、ネットワーク利用申請サービス にログインし、「設定」 → 「サービス設定」で、「修正」 → プルダウンメニューから接続するゾーンCを選択 → 「確認」 → 「更新」 で設定します。
    複数のゾーンから許可されている方は、そのうちひとつを選択できます。



  3. VPN(SSL-VPN)接続を実行すると,2.で選択したゾーンCと通信が可能になります。
    <注意>
    VPNクライアントに割り当てられるネットワークは、指定したゾーンCのネットワークとは「異なるネットワーク」です。ゾーンC内の機器と通信するには、相手機器のIPアドレスを明示的に指定する必要があります。
    またその場合、ゾーン内の通信相手機器はゾーン外と通信できる状態である必要があります。認証済であること、ゲートウエイが正しく設定されていること、などです。
    指定したゾーンC以外と通信する場合、アクセス元IPアドレスは指定したゾーンCの外部IPアドレスからの通信となります。

利用上の注意

電子ジャーナルなど、学内限定のサービスを利用するだけならゾーンCとの通信機能は不要です。